2019年に長女Itsuhaが生まれ、2020年には妻である山本晴奈とItsuhaと共に、3人で絵画制作を度々行うようになった。
また、《境界写真》シリーズに代表されるような写真作品の発展形である諸作品も数多く制作している。
作品の発表形態は、画廊からネット空間が中心となり、Instagramやオンラインギャラリーなどでの発表が主となっている。
作品の発表形態は、画廊からネット空間が中心となり、Instagramやオンラインギャラリーなどでの発表が主となっている。
作品は、主に絵画作品と写真作品に大別される。
絵画作品は、《Abstract-Drawing×Painting》シリーズを制作。
「なぞる・剥がす・貫く・擦る・切る・削る」などの人間の原理的行為と、絵画の基本的技術である「塗る・重ねる」などの行為などを適宜組み合わせ、即興的に制作されたものである。
その過程は、料理にも似ており、組み合わせの変化により多様な表象が現出する。
《はがす》シリーズの発展的シリーズ。
写真作品は、《境界写真》シリーズの継続・発展形である。光、影、反射、歪みなどによって、日常のなかにふと現れる「異界」的なモノを切り撮り、日常と異界の「境界」を視覚化させようという意識は、変わりない。
また、スナップショット的に外界を撮影したものであるという点もまた、変わるところはない。
しかし、それまで以上に「テーマ」に応じてシリーズをかたちづくっているところが、近年の《境界写真」の特徴である。
具体的には、「境影」「反影」「白影」「地影」「橋影」「夜影」「茫影」「流影」などの小テーマに応じた作品群となっている。
また、スナップショット的に外界を撮影したものであるという点もまた、変わるところはない。
しかし、それまで以上に「テーマ」に応じてシリーズをかたちづくっているところが、近年の《境界写真」の特徴である。
具体的には、「境影」「反影」「白影」「地影」「橋影」「夜影」「茫影」「流影」などの小テーマに応じた作品群となっている。
2022年から2023年にかけて、《展覧会を「撮影」する》《nature》《郊外/畑/林》など、《境界写真》シリーズとは別の新しいテーマを試み始めている。
また、カラー写真が主体であったが、《郊外/畑/林》や《境界写真》「境影」などでは、モノクローム写真作品を制作するようになった。